小話 グレゴリーハウスのクリスマス 中編

いろいろありますね・・・人生って。
って、内容とはあんまり関係ないですが。
単に、今見てる土曜ワイド劇場の話です。
前編はこちら


そのあくる朝・・・・・
クラウスは窓から差し込む白い光で目を覚ました。

「うん・・・・・・久しぶりによく眠れた・・・」

ふと、昨日ネコゾンビが雪だと言っていたことを
思い出し、ゆっくりと窓を開けると・・・・
そこには一面の銀世界が広がっている・・・ハズだった。
が、突然なにか冷たいものが彼の顔面を直撃した。

「ふご・・・ゲホッゴホッ!な・・・何?」
「あー!!クラウスだ!!ねえねえ、一緒に雪合戦してあそぼ♪」

雪玉を投げてきたのはジェームスだった。
中庭には、ジェームスの他にも、ルーレット小僧、
ミイラ坊や、マイサンと、グレゴリーハウスの
ちびっこオールスターズが集まっていた。

「・・逆らうと、余計ひどい目にあいそうだ・・・・」

とブツブツつぶやきながら、彼は中庭に出てきた。

「よーし、じゃあ雪合戦開始ー!!」

ジェームスの掛け声に合わせ、各自がかまえた雪玉を
いっせいに投げる!
クラウスはよけようとしたが、
病み上がりのためにうまく動けず、結局全弾ヒットしてしまう。

「痛っ!!何これ!?石?タバスコ?ウニ?」

あまりの痛さにしゃがみこむと、すかさず雪玉の
集中砲火を受ける。

「もう何も入ってない雪玉には飽きちゃったんだよねー。
 ねえねえみんな、今度は何にする?」

子どもたちはキャッキャとはしゃぎながら、
次に雪玉の中に何を入れるかの相談を始めた。
そのすきにクラウスは逃げようとした。が、

「ダメだよ♪絶対帰さないから!!」

逃げようとしたクラウスの頭上には、
どこから降ってきたのか、巨大な雪玉の影が
迫っていた。

「!!!!」

逃げる間もなく、巨大雪玉に押しつぶされたクラウスは、
その後も、子供たちが飽きるまで、彼らの新作雪玉の
実験台にされ、帰る時には、もうボロ雑巾のように
なってしまっていた。

さらに悪いことに、やっとの思いで部屋に
帰ろうとしたクラウスの前に、
ピンク色の尻尾をふりながら注射器を振り回す
キャサリンの姿が見えた。

「!!!!!」

本能的に物陰に隠れようとするが、時すでに遅し。

「やっと見つけたわ~さ、採血しましょ!」

注射器を振り上げたキャサリンだったが、ふっと
振り下ろすのをやめてしまった。

「こんなボロボロのあなたから採血しても、
 ロクな血がとれやしないわ。
 今日はクリスマスだったわね・・・・
 ハイ、プレゼント。」
「!!」

予期せぬプレゼントに驚きつつ、とっさにクラウスは
受け取ってしまった。

「それは栄養補給のサプリメントよ。
 最近のあなたの血液を分析してみたら、
 亜鉛と鉄分が足りなかったの。
 ちゃんとコレ飲んで、健康になりなさいよ。」
「・・あ、ありがとう・・・」
「メリークリスマス。それじゃあね~」
「め、めりーくりすます・・・・」

狐につままれたような表情をしながら、
クラウスがおそるおそる包みを開けると、
確かにサプリメントのカプセルが入っていた。
市販のものと同じで、飲んでもとくに危険は
なさそうな、正真正銘のサプリメントだった。

「こんなこともあるんだな・・・」

部屋に帰ったクラウスは、しばらくしてから、
マリアに渡すプレゼントのことを思い出した。

「あー!!どうしよう・・・ネコゾンビに聞かなきゃ・・」

急いでネコゾンビの部屋に向かうと、ネコゾンビは、

「やっと名案を思い付いたニャ・・」

と迎えてくれた。



そのころ、マリアの姿はキッチンにあった。

「はい!シェフにプレゼント!メリークリスマス!!」
「・・・こ、これは?・・・」
「幻のトカゲのしっぽだよ。捕まえようとして失敗
 しちゃったけど、しっぽでも隠し味くらいには
 なると思うよ。」
「・・・ありがたい・・・お前にも、プレゼント、やる・・」
「わー!!ありがとう!」
「象の軟骨を煮込んだコラーゲンたっぷりスープだ・・
 体が温まるし、何より、美容にもいい・・・」
「うれしい!!じゃあ、シェフも、よいクリスマスを!」
「・・・メリークリスマス・・」



お互いちょっといい感じになってますが、
はたしてどうなることやら・・・
後編につづく・・・





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