「どちらでもいい」アゴタ・クリストフ 感想

読んでたらまさに小説版グレゴリーホラーショー、
という感じがしたので感想を書いてみます。
全くもって文学的な書評というヤツからは
かけ離れてますが。


どのへんがそう感じたかといいますと・・・


・2分で読めるような短編が多い
 
グレゴリーホラーショーも3分くらいでしたよね。
一話の放送時間が。
確かに2分くらいで読めるんですが、
ちょっと考えさせるような感じで・・・
アニメもそんな感じだったので、これはかなり近いぞ、
と思いました。


・ベースは暗いけど、なんか笑える

なんでかわからないんですけど、
基本暗いんですが、同時に笑えちゃうんですよね・・・
これもグレゴリーホラーショーにも通じる
感じが・・・・

まさに、ソウルコレクターのエンディングに出てきた
あの名コピー、

「やさしい狂気と生暖かい恐怖」

に満ちてます。
でもどっちかといえば、生暖かいというより、
透き通った?恐怖というほうが正しいような・・・

こんなところですかね・・・・
あと、自分が今GHSにハマってるからかもしれませんが、
なんとなく、読んでるとこの話はあのキャラっぽい、
とか思ってしまいます。

ちなみに、自分は本屋でそれぞれの短編のタイトルを
見た時に、「これ買おう」と決めました。
手に取ったのは、この人が書いた
『悪童日記』が好きだったからです。

ジャケ買い、とかいうのは聞いたことありますが、
タイトルで決める、というのはなかなかないような
気もします・・・

で、その収録短編のタイトルを挙げてみると・・・




北部行きの列車

我が家

運河

ある労働者の死

もう食べたいとは思わない

先生方

作家

子供



わが妹リーヌ、わが兄ラノエ

どちらでもいい

郵便受け

間違い電話

田園

街路

運命の輪

夜盗

母親

ホームディナー

復讐

ある町のこと

製品の売れ行き

私は思う

わたしの父

マティアス、きみは何処にいるのか?



もうこれを見ただけでカウンターに早歩きで
持っていきましたね。この本を。

あと、これだけじゃわからない、という人向けに、
本の裏表紙に書いてあった内容紹介ものせときます。


もはや来ることのない列車を待ち続ける
老人の狂気と悲しみを描く「北部行きの列車」。
まだ見ぬ家族から初めて手紙をもらった孤児の
落胆を綴る「郵便受け」。まるで著者自身の
無関心を象徴するかのような表題作「どちらでもいい」。
ほかに加えて、『悪童日記』へのつながりを
思わせる単行本未収録の初期短編
「マティアス、きみは何処にいるのか?」を収録。
沈黙を続ける著者の絶望と喪失感が
色濃く刻まれた、異色の掌編集。


画像



ハヤカワEpi文庫から680円+税で出てます。
ちょっと高いと思った方は、
図書館で探すか
品揃えのよさそうな書店に行ってサクッと
立ち読みしてみてください。
本の好みは人それぞれかと思いますが、
とにかく、(特にGHS好きな方に)おススメしたい一冊です。




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