長編小話「グレホラデイブレイク」 Prologue-前編

「戦いに理由などございません。
 生き残ったほうが、正義なのでございます。」
                 ―――グレゴリー




あの事件からもう一週間はたったころの

ある朝・・・・・・・・・・・・・



クラウスはいつもどおり10時間睡眠から目覚め、
そして、部屋の小さな異変に気づく。


「なんだ・・・?コレ・・昨日はこんなのなかったぞ・・・?」


ドアのところを見ると、下のほうに封筒のようなものが
差し込まれている。


とりあえず封筒を拾い上げ、怪しいところがないか確認してから、
開く。


中には手紙と、もう一枚別の紙が入っていた。
手紙の内容は、こんな感じだった。


拝啓 クラウス様


夜長の頃となり、皆様にはますますご健勝のことと
お慶び申し上げます。 


さて、勝手ながら本題にはいらせていただきますが、
先日、私は当ホテルのある場所にて、
伝説の秘宝、手に入れた者の願いをなんでもひとつかなえられる
と伝えられる魔鏡を発見いたしました。

そして、突然のことで申し訳ありませんが、
クラウス様には、私が企画したゲームに参加していただきたいのです。

ルールは簡単。
私が発見した秘宝をこのホテルのどこかに隠しました。
皆様にはその秘宝を二人一組のペアになって探していただきます。
そして各チームにひとつずつ、秘宝の隠し場所のヒントが
与えられます。それを手がかりに、明後日のAM24:00までに
秘宝を探し出したチームが優勝となります。

もちろん、優勝賞品は魔鏡となっております。

つきましては、ゲームの内容を理解したうえで、
参加される場合は、同封のエントリーシートに
必要事項を記入したうえで、当ホテルフロントに
本日のPM10:00までに提出をお願いします。
ゲームの詳細については、参加メンバーが確定した、
本日PM10:30にお知らせします。

皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

(なお、この手紙は当ホテルのお客様全員に
 お届けしております)

                    敬具



そして、もう一枚の紙がどうやらそのエントリーシートの
ようだった。必要事項といっても、部屋番号と、
自分の名前と、ペアを組む相手の名前、
参加理由(特に無ければ記入しなくともよい)の4つだけだった。


「イタズラにしてはずいぶん手が込んでるな・・・
 もしかして、他の人にもこれが届いてるとか?」

そう思い、手紙を持ってネコゾンビの部屋に急ぐ。


「ネコゾンビ、なんか変な手紙がこなかった?」
「クラウスのところにも来てたニャ?
 僕も今朝起きて気づいたニャ。」

ネコゾンビに手紙を見せてもらうと、
宛名のところ以外は全く同じ内容だった。

「この『私』って誰だ・・・・?グレゴリー・・・・?」


と二人で考え込んでいると、同じく手紙を持ってマリアも
やってきた。


「もしかして、二人のところにも届いてたの?」
「うん。やっぱり、ここまでくると本当にホテルの宿泊客
 全員に届いてると考えるのが妥当な気がするニャ。」


ますますわけがわからなくなってきたところで、
突然、どこからともなく声が聞こえてきた。


「みんな、手紙は読んでくれたかな?
 手紙を出したのはこの僕、ルーレット小僧だよ♪
 なかなか雰囲気でてるでしょ。えーっと、それはさておき、
 手紙を読んでくれたひとは知ってると思うけど、
 改めて、今回のゲームについて説明するね。

 みんなには、これから、宝探しをしてもらいます。

 二人一組のペアになって、僕がこのホテルのなかに
 隠したお宝を探してもらいます。
 各チームには、エントリー時に、お宝の隠し場所の
 ヒントが渡されます。
 そのヒントを元に、明後日のAM24:00までに
 お宝を探し出したチームが優勝です!

 優勝賞品は、なんでも願いがひとつかなえられる
 魔鏡だよ♪

 これを聞いて興味がわいた人は、エントリーシートに
 必要事項を記入して今日のPM10:00までに
 フロントに提出してね!

 それじゃ、みんなの参加、待ってまーす!
 まったね~♪」


「館内放送なんてあったんだ・・・・」

「そんなことよりクラウス!何でも願いがひとつ叶う魔鏡だって!」

「・・・・・もしかして、参加したいとか思ってないよね?」

「えー?クラウスはかなえたい願いとかないの?」
「特に・・・・・・」

「ハングリー精神にかけてるなあ・・・・貧弱貧弱ゥ!
 ねえねえ、面白そうだから一緒に出ようよ~。」
「どうせロクなことにならないって決まってる。」

本当にすさみきってるな・・・どうしよう・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・この前約束したよね?
 『ずっとそばにいる』って。
 一緒に出てくれないのは約束違反だよ?」
「う・・・・・・・・そういうつもりじゃなかったのに・・・・
 逆手にとられた・・・・」
「約束破ったら、絶交だよ。今後一切口も聞かない、目も合わせない。」

うわ・・・・そう来たか・・・もう半分脅迫だな・・・・・
 でも、約束は約束か・・・・・・・


 わかった。出るよ。」

「やったー!ありがとうクラウス!大好きだよ♪」

クラウスが出ると言うやいなや、
マリアが抱きついてきた。

「なんて現金な人だ・・・・・・」

「今なんか言った?」
「え?何も言ってないよ?」

「じゃあ、早速エントリーシート書いて出しに行こう!
 おー!!」
「おー・・・・・・・」

「そういえばネコゾンビは出ないの?」
「僕はエンリョしとくニャ。でも君たちのチームを応援するから、
 がんばってほしいニャ。」
「うん!ありがとう!」

そして、三人で手を重ねる。


「じゃあ、ネコゾンビの分までがんばるぞー!
 ふぁいと、おー!」
「おー!!」

「じゃあ、行ってきます!」

「行ってらっしゃい。がんばってニャ。」




Prologue-中編につづく



(追記)一ヶ月以上たってから読み直してみたら、
    文が下手すぎですね・・・・これからはもう少し
    マシになるように努力します・・・・・・・・・。



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